2024.01.16
コラム
こんな方法でネットから調べています
皆さんはどんな方法で気になる医療機関や競合をしらべていますか?
業界の人からはそんな初歩的なことと笑わられるかもしれませんが、私のおすすめサイトは次の2つです。
〇ちば医療なび(http://www.iryo.pref.chiba.lg.jp/)
千葉県が作成しているサイトです。同様のものは各都道府県にあるようで、東京都であれば「ひまわり・t-薬局いんふぉ」、神奈川県は「かながわ医療情報検索サービス」になります。
個別の医療機関を調べると、開設者・院長名などの基本情報にはじまって、診療科目は無論、休診日、ベッド数なども網羅されています。なんといっても『実績・結果』欄によって一日当たりの「外来数」「入院者数」などがわかることに価値があります。
ただし、空欄になっていたり、どう考えても患者数が多すぎる・少なすぎるだろと、ツッコミたくなるようなクリニックも散見されます。
ある程度のタームで医療機関自身が入力をする方式が採用されていて、掲載・報告しなくても特に罰則もないことから、恣意的に空欄にするところもあるのかなと思われます。
薬局も同じように調べることが可能です。マンツーマンの薬局の処方箋応需枚数からその近くの医療機関の患者数を類推することができます。
前職の調剤薬局開発担当時代には頻繁に参考にしておりました。
〇関東信越厚生局(https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/index.html)
こちらは泣く子もだまる厚生労働省の地方支分部局。ウソ・ニセ情報は載せていません。
支分部局は関東信越も含め全国に8つあります。
以下、自分は定期的にチェックしています。
「管内の保険医療機関・保険薬局の指定等一覧を更新しました」
毎月5日前後に「新着情報欄」の中にあがってきます。当月に保険指定になった管内全部の医療機関・歯科・薬局が掲載されます。廃止の一覧もあり、面識のある医療機関の廃業をそれによって知ったこともあります。
施設基準の届出状況(届出受理医療機関名簿)
医療機関がどんな施設基準を有しているかが一目瞭然です。
千葉県で在宅医療を展開しているある先生は、次のサテライト医院をどこの地域に出すか検討する際、この数百ページ超のPDFテキストに語句検索(がん疼=がん性疼痛緩和指導管理料)をかけ、あまたある在支診の見極めをしていました。
また、こちらも毎月更新されるので、新たにどの医療機関が何を取ったかを追うことが可能です。
上記2サイト、是非一度目を通してみてください。
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