2023.06.29
コラム
小児科・耳鼻科の開業は「小学校新設」地を狙ってみたら
少子化が加速する中、新しく公立の小学校も生まれています。
千葉県では、2014年に木更津市立真舟小、2015年印西市立牧の原小、2021年船橋市立塚田南小、同年流山市立おおぐろの森小と、統廃合がすさまじい勢いであったこの10年の中で、4校が新設されました。なお流山市は2024年にも2校の新設予定。
2026年には千葉市美浜区幕張新都心若葉地区にも予定されています。
千葉市のHPを参照すると、2022年2月に教育委員会が基本計画を発表しています。
だいたい「本決まり」から3~4年程度かけて開校になるようです。
未就学児がいる家庭、またこれから子供を持とうとする家庭にとって、小学校が近距離にあるかないかは非常に重要な問題です。
木更津市請西南地区は、上記の新設校開設が決定してから流入する子育て世代が増えました。既存小学校まで、大人の足で20分超の通学時間を必要とする区域も多いところが、ネックになっていたことが想像できます。
大手デベロッパーはおそらく行政と事前に調整をして開発を進めているのでしょうから、小学校の新設や移転も事前に計画され、それとなく漏れることが予想されます。
しかしながら、そういうケースばかりとは限りません。大中小の住宅デベロッパーが小学校新設となると、躍起になって近隣の開発を計画し、五月雨的に住宅が増えるということが起こりうる。
以下の2つの視点を、候補地選定の一助にしてみてはいかがでしょう?
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■「中規模」開発地の人口増
直近数年で1000戸以上の中規模開発があり、今後も単身者向けでない住宅が増えそうな場所。
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■ 既存小学校の「満杯」情報を得る
印西市では学級(クラス数)が25以上だと「大規模」と判断します。流山市では48、千葉市では31。
これを超えると、「移転」「新設」あるいは学区変更が俎上に載ってきます。近未来の新設・移転の可能性のある小学校の場所とその近隣の用途地域をチェックしてみる。
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